Galaxy S III(SC-06D)のroot再取得@4.1.2(MF1)

ほとんどアップデートしていない root 化されたスマホ SC-06D (4.0.4 : LG1) から、最新の4.1.2(SC06DOMBMF1 以下MF1)のJelly Beanにアップデートした時のメモです。内容に全く責任はとれませんので、自己責任で参考にしてください。

まず、ネット上からかき集めた情報によると、

  • root のままではアップデートに失敗する
  • さらに CWM リカバリを使っているとアップデートに失敗する

らしいです。(odinで一気に4.1.2を無理矢理書き込めば何もせずにいけるのかもしれませんが、文鎮が恐いので避けます)

そして、今回目指すのは、

  • 4.1.2 (MF1) のdocomo純正ROMにアップデートする
  • アップデート後にrootを取得する

までとなります。4.1.2 へのアップデート方法ですが、OTA(Over The Air)アップデート、つまり端末使ってネットワーク経由でアップデートする方法と、kiesやodinを使って一気に4.1.2へアップデート(odin(おでん)を煮込むと呼ばれてる)する方法があります。

OTAアップデートは、今のバージョンと最新の4.1.2との間にリリースされたバージョンを経由してバージョンアップする必要があるため、結構時間がかかります。一方、odinを使って一気にアップデートする方法は楽そうですが、正規の方法ではないためOTAよりリスクが高いのかもしれません。(詳しい人に言わせればリスクは変わらないと言われそうですが、私は素人なのでその辺りはよくわかりません・・)

よって、今回は一気にアップデートできる正規の手順(PDF)の kies を使いたいと思います。(kiesは悪名高いのであまり使いたくはないですが・・・)

ということで、今回は以下の手順でやってみます。

  • 事前準備
    • データをバックアップする (手順は書きません)
    • KIES, odin をインストールしておく
    • SamMobileから、今使っている SC06DOMALG1 ファームをダウンロードしておく
  • 念のためファクトリリセットする (いらないかもしれないが)
  • 初期ROM(LG1)を焼いてunrootする
  • kiesつかってアップデートする(失敗) OTAアップデートする
  • rootを取得し直す
  • TriangleAwayを使ってflash counterをリセットする (必須ではないですが、お財布使いたい場合は必要)

ファクトリリセット

電源を切り、ボリューム上ボタンとホームボタンを押しながら電源を入れます。私はCWMリカバリ入れているので、以下のCWMリカバリ画面になりますので、wipe data/factory reset を選択します。標準リカバリの場合、ファクトリリセットすると、内蔵ストレージの内容全て消えるらしいので注意してください。

CWMrecovery

これはすぐに終わるので、reboot system now を選択し、再起動します。

ようこそ画面が表示されれば成功です。電源を切り、一端USBを抜きます。

 

標準リカバリに戻す

※kiesが起動している場合は終了してください。終了したつもりでもタスクトレイに入っている場合もあります。私は念のためタスクマネージャー使って強制的に、kiesTraAgent.exe と、KiesPDLR.exe を終了しました。

PC上でodinを起動。ボリューム下ボタンとホームボタンを押しながら電源を入れ、ダウンロードモードで起動しますと、警告が出てボリューム上を押すと、Downloading…. という画面になります。

USBとPCを接続します。

odinを起動しスマホが認識されていることを確認。(私の環境では、COM4 として認識)

odin

PDAにSamMobileからダウンロードして解凍したファイル(SC06DOMALG1_SC06DOMALG1_SC06DDCMALG1_HOME.tar.md5) をセットし、Start を押すと5分ぐらいで焼き終わり、勝手に再起動します。

これで、まっさらな状態に戻りました。

 

kiesを使ってアップデート (失敗)

次はアップデートです。端末のアップデート機能を使ってちまちまとアップデートしてもよいですが、面倒なので一気に4.1.2にアップデートします。kiesすでにインストール済みと仮定します。今回私が使ったkiesのバージョンは2013/7/14現在最新の2.5.3.13052_10でした。※ ちなみに私の環境では、kiesインストール時にComodo Firewall のDefense+ が動いていると、USBドライバが正常にインストールできなかったので、使っている人は注意してください。

一端USBケーブルを抜き、スマホの”本体の設定”->”開発者向けオプション”を開き、USBデバッグにチェックを入れます。kiesを起動し、USBを接続します。

kiesで無事スマホが認識されはしましたが、なぜか現在のファームウェアのバージョンが表示されないためアップデートもできません。何度か接続し直してもだめ。相変わらず動作は遅いし、使えないですね。。。

このままアップデートに進めたとしても、途中で止まりそうなので、地道にOTAアップデートに手段を切り替えたいと思います。

 

OTAアップデート

とりあえず、Wifiを設定し、スマホ上でソフトウェアの更新を地道にやっていきます。

一回目の更新でLG6へ、二回目でLI3へ。ここまでに約15分。先が長そうなので、kiesに試しに繋いでみましたが、やっぱりだめ。

引き続き地道なOTAアップデートは続き、何度もこの画面を見ます。

DVC00065

三回目の更新で、LJ3、四回目でLK2、五回目でMA2。ここまでで約30分。

そして、最後に4.1.2(MF1)へのアップデート。ここまでは数十MBのダウンロード量でしたが、OSバージョンが上がるので、最後は約470MBのダウンロードが必要になります。

最後のアップデートに30分。計1時間ぐらいでアップデート終了しました。ちなみに、アップデートするとメモリ消費量が増えるという情報がありましたので、起動直後に確認してみたところメモリ(RAM)使用量は約755MBでした。こんなもんでしょ。

ではroot取得にチャレンジします。

 

root取得

まずは、root取得に必要なツール一式をそろえておく。私はここからSC-06D_rootSet.zipを頂きました。zipを展開して出てくるsgs3_rooting_supersu_v3.zip を本体の内蔵ストレージのルートディレクトリに置きます。

電源を切り、ボリューム下とホームボタンを押したまま電源を入れ、ダウンロードモードに入る。
※USBケーブルは抜いておかないとダウンロードモードに入れなかったです。(常識?)

PCで、odinを起動しSC-06D_rootSet.zip に入っている cwm_for_sc06d.tar.md5 を PDA にセットする。

odin2

一息入れ、リカバリーモードに入れるように指を準備をし、Startを押す。自動で再起動するので、間髪入れずにボリューム上とホームボタンを押しリカバリーモードに入る。通常起動してしまったり、リカバリーモードに入った時に以下のようにドロイド君がいると、失敗です。odinで、cwm_for_sc06d.tar.md5を焼き直しましょう。初めての人は結構失敗します。

fail-recovery

無事CWMリカバリーモードに入れると、以下の画面になります。

CWMrecovery

“install zip from sdcard” を選択し、”choose zip from sdcard”から、内蔵ストレージにおいたファイルsgs3_rooting_supersu_v3.zipを選択し、

— Installing: /sdcard/sgs3_rooting_supersu_v3.zip
Finding update package…
(省略)
Install from sdcard complete

が表示されればroot取得完了。”+++++Go Back+++++”で戻り、”reboot system now”で再起動しましょう。

後は、アプリ一覧にSuperSUがあれば、root化成功です。

 

TriangleAwayでカウントリセット

TriangleAway v3.00をダウンロードし、インストールします。有料でよければ、Goolge Playにもありますので探してみてください。私の端末では、FLASH COUNTER の Counterが3になっていましたので、これを0に戻します。Reset flash counterをタップするだけです。以上で終了です。 Triangle

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