設定とメールを任意のフォルダに移動@Thunderbird 2

長年使っていたBeckyからThunderbirdに移行を始めました。

Beckyでは”データフォルダの変更”で、データの場所をネットワーク上のファイルサーバに変更して、ファイルサーバ上でデータのバックアップをしていたので、Thunderbirdでも同様な方法でバックアップしたいと考えて、いろいろと調べてみました。

まず検索してよく出てくる方法が、Thunderbirdのアカウント設定→サーバ設定で、メッセージの保存先で保存フォルダを変更する方法です。しかし、これはアカウント毎の設定である上、この方法ではThunderbirdの設定まで移動することができません。特にmaznは、複数のアカウントを使っているので、リストア時にそれぞれのアカウントを手動で作成して保存先を変更する方法は手間がかかります。

そこで他の方法を調べてみたところ、プロファイルの場所を変更できることがわかりました。

Thunderbirdはデフォルトで

C:\\Documents and Settings\\[ユーザ名]\\Application Data\\Thunderbird\\Profiles\\

に設定やらデータが保存されています(Windows XPの場合)。これを丸ごとごっそりと別の場所に移動することができます。

方法は以下の通りです。Thunderbirdは終了しておいてください。

すでにThunderbirdを使っている人は、このフォルダを移動先にコピーします。新たにThunderbirdを使い始める人は特にコピーする必要はありません。

次にWindowsの場合は、スタート→ファイル名を指定して実行で、

 thunderbird.exe -p

を実行します。このように”-p”をつけて実行すると、以下のようにプロファイルの設定ダイアログが開きます。

profile1.jpg

ここで、新しいプロファイルを作成をクリックすると、以下のように新しいプロファイル作成画面になります。

profile2.jpg

次へをクリックすると、以下のようにプロファイル名を求められますので、任意のプロファイル名を入力します。ここでは”home”としています。

さらに、フォルダ選択をクリックし、移動先のフォルダを選択します。すでにThunderbirdを使っている人は上記でコピーしたファイルだを指定してください。新たにThunderbirdを使い始める人は、移動先に空のフォルダを作っておいてそこを指定すればOKです。

ここでは”Z:\Thunderbird”とします。

profile3.jpg

あとは完了をクリックすると、以下のように今作成したプロファイルが追加されます。

profile4.jpg

上のように、今後このプロファイルを使用するにチェックしておくことで、今後はThunderbird起動時に、新たに作成した移動先のフォルダを参照するようになります。

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