インターネットの疎通確認をする際、IPv4なら以下のようなわかりやすいIPに対してpingを実行してみることがあります。
- 1.1.1.1 や 1.0.0.1 ← Cloudflare提供のDNSキャッシュサーバのIP
- 8.8.8.8 や 8.8.8.4 ← Google提供のDNSキャッシュサーバのIP
最も覚えやすいCloudflareのDNSキャッシュサーバ1.1.1.1のIPv6版はどうかなと調べてみましたが、
- 2606:4700:4700::1111 (リンク先に飛ぶにはIPv6環境が必要です。なんとIP直打ちでもサーバ証明書の警告がでません!)
と、難しくはないですがさっと思い出せるIPではありませんでした。GoogleのDNSキャッシュサーバも
- 2001:4860:4860::8888
と、同様にさっと思い出せる自信がありません。
ということで、もっと覚えやすいシンプルなIPがないか探してみました。ありました!
- 2600:: (リンク先に飛ぶにはIPv6環境が必要です。IP直打ちのためサーバ証明書の警告がでます。公式のURLはこちらです。)
です。このIPの持ち主はT-Mobileで、httpも受け付けてくれるので、curlで以下のように応答も受け取れます。
$ curl [2600::]
<html>
<head><title>302 Found</title></head>
<body>
<center><h1>302 Found</h1></center>
<hr><center>nginx/1.16.1</center>
</body>
</html>
ちなみに、上記の通り、httpでIPにアクセスすると他のページにリダイレクトされるので、実際のコンテンツまで取得したい場合は、以下のようにアクセスしましょう。
※ httpsにリダイレクトされるのですが、サーバ証明書がホスト名と一致せずに警告が出るので、-kをつけて警告を無視しています。
$ curl -L -k [2600::]
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="utf-8">
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1, shrink-to-fit=no">
~ 略 ~