分散型バージョン管理システムgit をCentOS 5上で使ってみた。
まずCentOS 5にはgitは入っていないので、epel のリポジトリを使わせてもらって、yum でさくっとインストール。 その後まずやった設定が、名前とメルアドの設定。これをやっておかないと、githubのような公開リポジトリを使用した場合、マシン名などがログに残ってしまい、恥ずかしいとか。
$ git config --global user.name "My Name" $ git config --global user.email [email protected]
つぎに、ちょっと便利にするための設定。デフォルトだとコミットログを見た場合に、文字に色がつかないため寂しいので、色をつける。
$ git config --global color.ui true
最後に、複数のブランチを使って作業していると、今どこのブランチにいるかわからなくなってしまうので、コマンドプロンプトにブランチ名を表示するように設定してみた。cd でディレクトリを移動する度に動的に現在のブランチを取得しないといけないので、PS1の環境変数を単純に変更するだけでは実現できません。しかし、git にはこれを実現するためのスクリプトがすでに用意されています。
それが、/usr/share/doc/git-1.7.4.1/contrib/completion/git-completion.bash です。(CentOSの場合)
これを.bashrc でログイン時に読み込んであげて、PS1を変更するだけです。
~/.bashrc ファイルに以下を追加
source /usr/share/doc/git-1.7.4.1/contrib/completion/git-completion.bash
さらに、maznはscreenコマンド用にPS1を変更しているので、以下のようにコマンドプロンプトを変更するための設定を追記しました。
if [ "$TERM" == "screen" ]; then export PS1='\h:$WINDOW:\w$(__git_ps1 " (%s)")\$ ' else export PS1='\h:\w$(__git_ps1 " (%s)")\$ ' fi
このように、プロンプトを変更させたい場所に、$(__git_ps1 " (%s)") を入れてあげるだけです。
すぐに変更を反映させたい場合は source こまんどで読みこんであげてくださいね。
$ source ~/.bashrc