Windows XP をメインで使っていたPCにLinuxをサブで入れた場合のデュアルブートの設定方法についてです。
最近のLinux標準のGRUBを使うという方法が一番手軽なのですが、Linuxはあくまでサブで、消してしまった場合、GRUBはLinuxの/boot配下の設定ファイルを見ているため、起動できなくなってしまいます。
EasyBCDというGUIのフリーソフトでブートローダがありますが、Windows Vista以降の対応のため今回はBootpartというフリーソフトを使います。
まず、前提としてLinuxのブートローダ(GRUB)はインストール時にMBRではなく、パーティションの先頭にインストールしていることとします。
コマンドラインツールで一見難しそうですが、そんなに難しくなさそうです。
ダウンロードしてコマンドラインでオプションなしで実行してみます。
D:\bootpa26>bootpart.exe Boot Partition 2.60 for WinNT/2K/XP (c)1995-2005 G. Vollant (info@winimage.com) WEB : http://www.winimage.com and http://www.winimage.com/bootpart.htm Add partition in the Windows NT/2000/XP Multi-boot loader Run "bootpart.exe /?" for more information Physical number of disk 0 : b6d1f444 0 : C:* type=7 (HPFS/NTFS), size= 23069308 KB, Lba Pos=63 1 : C: type=7 (HPFS/NTFS), size= 78124095 KB, Lba Pos=46138680 2 : C: type=82 (Linux swap), size= 626535 KB, Lba Pos=202386870 3 : C: type=83 (Linux native), size= 15398302 KB, Lba Pos=203639940
maznのPCは、0,1がWindows用、2,3がLinux用になっていますので、上記のような表示がでます。 さらにLinuxは2がスワップ、3がインストール先です。よって、今回は3を起動できるようにします。
D:\bootpa26>bootpart.exe 3 c:\bootfile.pbr "Linux"
これで、Linuxも起動できるようになるようです(実機では未実施です)
== 追記 ==
実機でやってみたところ、GRUB起動画面で”GRUB “と表示されてフリーズしてしまいました。仕方がないので、とりあえずCDからGRUBを起動し、コマンドラインでLinuxを起動しました。
→ 起動方法は次の記事です。